【経審・点数アップ】P点を効率よく上げる秘訣は「経営状況分析(Y点)」の改善にある

「次の経審で、なんとかしてP点(総合評定値)を上げたい」 「でも、技術者を急に増やすのは難しいし、どうすれば効率よく点数が上がるのだろう?」

公共工事のランクアップや維持のために、経審の点数アップを目指している経営者さまは多いと思います。しかし、「どこから手をつければいいか分からない」と悩んでいませんか?

実は、経審の点数を最も効率よく、そして自助努力でコントロールしやすいのが、前段階のステップである「経営状況分析(Y点)」の改善です。

今回は、経審の総合評点(P点)がどうやって決まるのかをおさらいしつつ、なぜY点を狙うのが一番の近道なのか、その理由を解説します。

1. 経審の「P点」はどうやって決まる?

経審の最終結果である「P点(総合評定値)」は、以下の5つの評価項目のバランスによって計算されています。

  • X1:経営規模(完成工事高)

  • X2:経営規模(自己資本・利払前税引前償却後利益)

  • :技術力(技術職員数・元請完成工事高)

  • W :社会性(労働環境、防災協定など)

  • 経営状況(財務諸表の健康状態)

これらの合計ではなく、国が定めた複雑な数式に当てはめて算出されますが、注目していただきたいのは「Y点(経営状況)」が全体の点数に与える影響の大きさです。

2. 財務(Y点)のアップが、一番の近道になる理由

他の項目(X、Z、W)を上げようとすると、どうしても「時間」や「大きなお金」がかかります。

例えば……

  • 工事実績(X)を急に増やすことはできません。

  • 国家資格を持つ技術者(Z)をすぐに採用するのも、今の深刻な人手不足の中では至難の業です。

しかし、「Y点(経営状況)」は、決算書(財務諸表)の数字のバランスを整えることで、自社の努力次第で改善することが可能です。

役員からの借入金の処理方法を少し見直したり、手元資金の動かし方を変えたりするだけで、翌期のY点が劇的にアップし、それに引っ張られる形で最終的なP点もグンと上がったという事例は少なくありません。

3. 点数アップへの第一歩:自社の「財務の弱点」を特定しよう

Y点を効率よく上げるためには、まずは現状の「どこに弱点があるか」を正しく知ることから始まります。

経営状況分析を申請すると、結果通知書と一緒に「経営状況8指標分析グラフ(レーダーチャート)」というグラフが届きます。 このグラフでガクンと中心にへこんでいる指標があれば、それこそが「あなたの会社のP点を引き下げている犯人」です。

無闇にすべての財務を良くしようとするのではなく、そのへこんでいる原因(弱点)をピンポイントで対策すること。これこそが、翌期の経審で最も打率高く点数を上げる秘訣です。

※具体的なグラフの見方については、「【経審・Y点アップ】経営状況8指標分析グラフ(レーダーチャート)の正しい見方と財務改善への活用法」もぜひ合わせてご覧ください!

4. まとめ:計画的な点数アップは、正確な「現状把握」から

経審の点数を効率よく上げていくためには、技術者の増員や規模の拡大を焦る前に、まずは経営状況分析(Y点)の結果をしっかりと把握し、翌期の経営に活かすことが何よりも大切です。

国土交通大臣登録機関である「当センター(ネットコア)」では、建設会社さまや行政書士の先生方からお預かりした財務諸表を、スピーディーかつ正確に分析し、結果通知書と分かりやすい財務グラフをお届けしています。

皆さまの計画的な経審点数アップ(P点アップ)への第一歩をサポートいたします。(コンサル業務は行っておりません)